この記事は高齢者が乗り降りしやすい車のトヨタが販売している車種について書いてます。
結論から言うと、トヨタで乗り降りしやすい車は以下の6車種です。
- シエンタ
- アルファード
- ヴェルファイア
- ノア
- ヴォクシー
- ヤリス
年を重ねるほど足腰への負担や安全面が気になるもの。そこで低床フロアやスライドドアを備えた車が役立ちます。
本記事では、高齢者が乗り降りしやすい車の選び方や具体的なポイントをわかりやすく解説するので、気になる方はぜひ読み進めてください。
- 乗り降りしやすい車を選ぶポイント3つ
- 乗り降りしやすい5車種を紹介
- サポトヨプラスで使える装備の紹介
- トヨタ以外で乗り降りしやすい車の紹介
高齢者が乗り降りしやすい車をトヨタで選ぶ時のポイント3つ
乗り降りしやすい車を選ぶポイントは以下の3つ。
- スライドドア
- 地面から床までの高さ
- 手すりの位置や角度
中でも一番大事なのは、スライドドアであることです。
「地面から床やステップの高さ」と「手すり」はオプションで設置することができます。ですが、スライドドアはあとから変更ができません。
開く式のドアだと、足腰が悪い高齢者が乗り降りをするさい、ドアを全開にしてたほうが安全な乗車や降車ができます。とはいえ、ドアを全開法できる駐車スペースがない場合もあります。
また、日常的に利用する場面や移動距離をイメージしながら、車体の大きさと室内空間を確認することが大切です。
それでは、詳しく見ていきましょう。
スライドドアであること

スライドドアは開閉時に横へスライドする構造なので、隣の車との間隔が狭くてもドアをぶつけにくいのが特長です。電動タイプであれば、ボタン操作だけでドアの開閉が行えるため、腕力に自信がない方や高齢者でも扱いやすいです。
また、乗車時に頭や腰を大きくかがめなくてもいいよう設計されている車種が多く、スムーズな出入りをサポートしてくれます。
さらに、子どもでもドアを開け閉めしやすく、安全面でも安心感があります。こうした点から、スライドドアは複数世代が同居するご家庭にもぴったりです。
トヨタのスライドドア車は以下の種類があります。
- アルファード
- ヴェルファイア
- ヴォクシー
- ノア
- シエンタ
- ルーミー
- スペイド
- ポルテ
- エスクァイア
- ハイエース
- グランエース
- タウンエース
- ジャパンタクシー
- ピクシスバン
- ピクシスメガ
地面から床までの高さ

地面と車内フロアの段差が少ない、いわゆる「低床フロア」の車は、高齢者にとって足の上げ下げがラクになるメリットがあります。
たとえばトヨタ・シエンタのように床が330mm程度と低い車種なら、雨の日や足元がぬかるんでいる状況でも安心して乗り降りが可能です。
車種を選ぶ際にはカタログでフロア高やステップ位置を確認してください。
なお、トヨタ車で低床フロアを採用している主なモデルには、以下のようなものがあります。
- シエンタ(約330mm)
- ノア/ヴォクシー(約360mm)
- ヴェルファイア(ステップ350mm/フロア450mm)
- アルファード(ステップ370mm/フロア470mm)
手すりの位置や角度

乗り降り時に支えられるアシストグリップの有無や位置は、高齢者が安心して移動できるかどうかを左右します。
天井付近やピラー部分に手すりがあると、身体を安定させやすいため、バランスを崩しにくいです。トヨタ車では、アルファードやヴェルファイアにロングアシストグリップが設定されているように、グリップの長さや角度を考慮したモデルもあります。
握る部分が太すぎたり細すぎたりすると使いづらいので、試乗時に高さや握りやすさを確認しておくと失敗が少なくなります。
先ほどもお伝えしたように「ステップまでの位置」と「手すり」はオプションで解決できます。
オプションで追加できること
ユニバーサルステップ
ユニバーサルステップは、スライドドアの開閉に合わせて自動でせり出すサイドステップのことで、地面との段差をさらに低くしてくれるアイテムです。
お子さんやご年配の方でも一歩目を踏み出しやすく、乗り込み時の負担を軽減します。使わない時はステップを格納できるため、邪魔にならない点も魅力です。
ノアやヴォクシーなど一部のトヨタ車にオプション設定があり、メーカー純正装着なので安心して利用できます。
乗り降り時の安定感を重視するなら、ぜひ検討したい装備です。
サポトヨプラスで純正を装備できる
サポトヨプラスは、後付けできる純正用品や介助用品を中心としたサービスで、高齢者だけでなく幅広い世代をサポートするアイテムをそろえています。たとえばヘッドレストに取り付けるアシストグリップや、座面が回転するクッションなどは、高価なカスタム無しで車の使い勝手を向上できます。
車いす収納装置などの大掛かりな装備も用意されており、家族に車いす利用者がいる場合にも対応可能です。車種や年式によって取り付け可否が異なるので、購入前にディーラーで確認してみてください。
サポトヨプラスで特に高齢者に必要なアイテムを7つ厳選しました。
- アシストグリップ(ヘッドレスト取付タイプ)
- 座席への乗り降りをサポートし、カーブなどで身体が不安定になるのを両手で支えられるグリップ
- 助手席アシストグリップ
- 助手席のカップホルダーに装着可能。座席への乗り降りをサポートする小型グリップ
- 回転クッション(ヒップ型)
- 座面が回転して身体の向きを変えやすくし、乗り降りやシートへの着座を楽にするクッション
- ターンチルトシート
- 手動で座席を回転・前傾させることができるシート。足腰に負担をかけずスムーズに立ち上がりやすい
- 車いす収納装置
- 車いすを電動で簡単にラゲージスペースへ収納できる装置。不要時は取り外しも可能
- 傘・杖フックホルダー
- ヘッドレストに取り付けて傘や杖を収納できるホルダー。2本同時収納OKで、使わない時は回転させてヘッドレストに収納
- 非常用トイレ(スマートタイプ10回分)
- 簡易トイレセット。約20秒で組み立てでき、耐荷重約200kg。防水仕様で屋外でも利用可能
この7つ全て装備できるのが、シエンタです。
ヤリスもおすすめで、助手席アシストグリップ以外の6つが装備可能です。
※上記はあくまで一例です。実際の対応可否や組み合わせは、グレード・年式・オプションなどで異なるため、詳しくは公式サイトご確認ください。
高齢者が乗り降りしやすい車|トヨタの6車種
トヨタで高齢者が乗り降りしやすい車種は以下の6種類です。
- シエンタ
- アルファード
- ヴェルファイア
- ノア
- ヴォクシー
- ヤリス
トヨタのラインアップには、ファミリー向けからコンパクトカーまで幅広く、高齢者が乗り降りしやすい車種がそろっています。なかでもミニバンタイプはスライドドアを採用しているものが多く、開口部が広く足元のスペースにゆとりがあるので安心です。
低床フロア仕様であれば、車内に上がる段差も軽減されるため、足腰に不安のある方でも比較的乗り込みやすくなります。さらに後付けオプションとしてアシストグリップや回転シートなどを選べる場合もあるので、家族構成やライフスタイルに合わせて選択しやすい点が魅力です。シエンタやノア、ヴォクシー、アルファードなど、多彩なボディサイズの車種がそろっているのは大きな強みです。
シエンタ

- 床の高さが約330mmと非常に低く、スライドドアを採用
- サポトヨプラスの装備(ターンチルトシートなど)も豊富に装着可能
- コンパクト設計ながら室内空間が広く、高齢者や子どもを含む複数世代に使いやすい
- 高齢者にとって必要なことが「全部乗せ」の最強車種!!
アルファード/ヴェルファイア

- ワンステップフロアでステップ高は約370mm、フロア高は約470mm
- 電動スライドドアやロングアシストグリップなど、高齢者に配慮した装備が充実
- 乗車してからの居住空間が広く、ゆったり座れるのが魅力。
ノア/ヴォクシー

- スライドドア+ワンステップフロアで乗り降りがしやすいMクラスミニバン
- ユニバーサルステップをメーカーオプションとして付けられ、段差が苦手な方にも配慮
- アシストグリップや回転クッションなどサポトヨプラス用品を使えば、更に快適度アップ
ヤリス

- スライドドアではないのが残念ですが、堂々の4位。
- サポトヨプラスを併用で乗り降りしやすい車に変身。
- スポーティに乗りたい人におすすめの1台
高齢者が乗り降りしやすい車|トヨタ以外の車種を紹介
国内には各メーカーから高齢者の乗降に配慮した車種が豊富にラインアップされています。スライドドア採用のホンダ・ステップワゴンや日産・セレナなどは、トヨタ車と同様にミニバンとして人気が高いです。
スバルやマツダ、さらに外車ブランドにも乗り降りがしやすい設計を取り入れているモデルが増えてきており、選択の幅は以前よりも広がっています。
トヨタ以外にも視野を広げることで、ライフスタイルにピッタリ合った1台が見つかりやすくなるでしょう。
- ホンダやスバル、日産、外車の車種を紹介
- SUVでも乗り降りしやすい車
- コンパクトカーでも乗り降りしやすい車
- 高齢者が乗り降りしやすい車、トヨタだとコレ!まとめ
ホンダやスバル、日産、外車の車種を紹介

ホンダはステップワゴンの他にも、フリードのようなスライドドアを備えたコンパクトミニバンが魅力です。日産ではセレナやデイズルークスなど、室内高を生かしたモデルが人気を集めています。
スバルの車種は4WDの安定感に強みがあり、雪道や坂道での走行に安心感があるでしょう。外車ではフォルクスワーゲンのシャランなどが代表的ですが、国産車に比べると販売店やメンテナンス拠点が限られる点もあります。
購入前に試乗して、実際の乗り心地を確認するのがベストです。
SUVでも乗り降りしやすい車
SUVは車高が高めというイメージがありますが、近年は乗り降りのしやすさを意識したモデルも増えてきました。たとえばホンダ・ヴェゼルや日産・キックスなどは、シートの高さと足元の段差を抑えつつも視界を確保しているのが特長です。
スバル・フォレスターやマツダ・CX-30なども、ドアが大きく開くため意外と乗り込みやすいとの声があります。
高齢者に限らず、さまざまな年代の人が運転する場合やレジャーで荷物を積むことが多い場合は、SUVを検討するのも良い手です。
コンパクトカーでも乗り降りしやすい車

軽自動車や小型のコンパクトカーの中にも、低床設計やスライドドアを採用したタイプがあります。たとえばスズキのソリオやダイハツのタント、ホンダのN-BOXなどは車内の高さがしっかりあり、大きくかがまなくても乗り込みやすいです。
車体が小さい分、狭い駐車場でも開口部を十分に確保しやすく、ドアを隣の車にぶつけるリスクも減ります。
維持費が抑えられるメリットもあるため、日常の買い物や送迎がメインという方にはコンパクトカーも候補に入れてみるのがおすすめです。
高齢者が乗り降りしやすい車、トヨタだとコレ!まとめ
高齢者が快適に車を利用するには、スライドドアや低床フロア、アシストグリップの配置など、乗り降りのサポートが充実した車種を選ぶことが重要です。
トヨタにはシエンタやノア、アルファードといった幅広いモデルがそろっており、オプションでユニバーサルステップを付けたり、サポトヨプラスを活用したりと、あとから装備を強化することもできます。
ほかのメーカーも多彩な選択肢を用意しているので、家族構成や使い方に合った1台をじっくり検討するのがおすすめです。
- 高齢者が乗り降りしやすいのはスライドドア。
- 地面から床までが低い低床フロアであること
- アシストグリップなど手すりの位置や角度が適切なこと
- オプションでユニバーサルステップを付けれる
- サポトヨプラスには安全に乗り降りするための便利装備が用意されている
- トヨタ以外のメーカーも乗り降りしやすい車がある
- SUVでも乗り降りしやすい車がある
- コンパクトカーなら維持費などのコストも抑えられる
それでは、また!!